手足のしびれについて
こんな症状ありませんか？
- 手や指先、足先がジンジン・ピリピリする
- 感覚が鈍く、触っても違和感がある
- 長時間同じ姿勢を取った後にしびれる
- 片側の手足だけがしびれている
- 動かしにくさ・力が入りにくさを感じる
- しびれが徐々に広がっている
手足のしびれのタイプと原因
1. 一過性のしびれ
【特徴】：正座や腕枕など、一時的な血行不良や圧迫によるもの
【原因】：血流低下や神経への一時的な圧迫
【対処】：体勢を変えることで自然に改善
2. 慢性的なしびれ
【特徴】：繰り返し同じ場所がしびれる、徐々に進行する
【原因】：神経や脊髄の障害、内科的疾患が背景にあることが多い
【注意】：放置すると機能障害が進むケースも
想定される主な原因・疾患
- 頚椎症・腰椎ヘルニア（神経の圧迫）
- 脳卒中（脳梗塞・脳出血）
- 末梢神経障害（手根管症候群、坐骨神経痛など）
- 糖尿病性神経障害
- ビタミンB1・B12欠乏症
- 多発性硬化症などの中枢神経疾患
- 過換気症候群やストレスによる自律神経の乱れ
受診の目安
- 片側だけのしびれ（顔・手・足）
- 突然のしびれや麻痺、ろれつが回らないなどの症状がある
- 長引くしびれ（数日～数週間以上）
- しびれと一緒に力が入りにくい、転びやすい
- しびれが進行している・範囲が広がっている
- 糖尿病などの持病がある
- 過換気症候群やストレスによる自律神経の乱れ
上記のような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
特に、脳卒中の可能性がある場合は救急受診が必要です。
当院での対応
当院では、しびれの原因を特定するために、以下のような対応を行います：
症状の部位・性質・時間経過を丁寧に問診
神経学的診察（感覚・運動・反射チェック）
必要に応じて、血液検査や頸椎レントゲンのご案内
脳や脊髄の異常が疑われる場合は、近隣の専門医・画像検査機関と連携
「ただのしびれ」と思わず、気になる症状があればお早めにご相談ください。
