イライラについて
こんな状態、ありませんか？
- ちょっとしたことで腹が立つ／感情のコントロールが難しい
- 家族や同僚の言動に過敏に反応してしまう
- 常に落ち着かず、焦燥感がある
- 気分の波が激しく、自分でも困っている
- 疲れているのに眠れず、さらにイライラが増す
- 月経前や更年期になると気分が不安定になる
イライラの主なタイプと原因
心理的・ストレス性のイライラ
【原因】：仕事や家庭、人間関係のストレス、不安、慢性的な疲労
【特徴】：他の不調（不眠、食欲低下、集中力の低下）も伴うことが多い
ホルモン変動によるイライラ
【原因】：月経前症候群（PMS）、更年期障害、甲状腺機能異常など
【特徴】：周期的にイライラや気分の変動が現れる／体の冷えやのぼせも伴う
自律神経の乱れによるイライラ
【原因】：生活リズムの乱れ、睡眠不足、環境変化など
【特徴】：動悸・息苦しさ・めまいなどの身体症状と並行して出ることも
精神疾患に関連するイライラ
【原因】：うつ病、双極性障害、不安障害、発達特性など
【特徴】：イライラの程度が強く、日常生活や人間関係に支障をきたす
想定される主な原因・疾患
- ストレス過多・精神的疲労
- うつ病・適応障害・不安障害・双極性障害
- 月経前症候群（PMS）・更年期障害
- 自律神経失調症
- 甲状腺機能異常（特に亢進症）
- 発達障害（大人のADHDなど）による情緒不安定性
受診の目安
- イライラが強く、家庭や職場で支障が出ている
- 月経前や更年期に症状が悪化する
- 感情のコントロールが効かず、自己嫌悪が続いている
- イライラに加えて不眠・疲労感・気分の落ち込みがある
- 家族や周囲から性格の変化を指摘された
- 「このままだと危ない」と自分でも感じている
上記のような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
当院での対応
当院では、イライラの背景にあるストレス・ホルモン・神経バランスを総合的に評価し、次のような診療を行っています。
精神的・身体的要因の丁寧な問診と状態確認
必要に応じて血液検査（ホルモン・甲状腺・栄養状態）や自律神経評価
ストレスマネジメントや生活習慣改善のアドバイス
症状に応じた漢方薬・抗不安薬・ホルモン療法などの処方
必要に応じて心療内科・婦人科・精神科との連携も可能
「性格の問題」と思われがちなイライラも、体や心の不調がサインとして現れていることがあります。気になる方はお気軽にご相談ください。
