不眠・眠りが浅いについて
こんな状態、続いていませんか？
- 布団に入ってもなかなか寝つけない
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早く目覚めて、その後眠れない
- 寝ても疲れが取れず、日中に眠気やだるさが残る
- 寝ている途中で悪夢や不安で目が覚める
- 「寝なきゃ」と思うほど目が冴えてしまう
不眠のタイプと特徴
入眠障害
【特徴】：寝つきに時間がかかる（30分〜1時間以上）
【原因】：ストレス、不安、生活リズムの乱れ、カフェイン・アルコールなど
中途覚醒
【特徴】：夜中に何度も目が覚め、再入眠が難しい
【原因】：加齢、うつ病、睡眠時無呼吸症候群、頻尿、神経の過敏など
早朝覚醒
【特徴】：朝早く目が覚めてしまい、そのまま眠れない
【原因】：加齢、うつ状態、季節性のうつ（冬季うつ）など
熟眠障害
【特徴】：睡眠時間は足りているのに、眠った気がしない・疲れが取れない
【原因】：ストレス、睡眠の質の低下、慢性疼痛、睡眠の浅さなど
想定される主な原因・疾患
- ストレス・過労・精神的緊張
- うつ病・不安障害・更年期障害
- 生活習慣の乱れ・交代勤務・時差ボケ
- カフェイン・アルコール・睡眠薬の乱用
- 睡眠時無呼吸症候群・むずむず脚症候群
- 高血圧・頻尿・慢性痛など身体的な不調
- 自律神経失調症
受診の目安
- 不眠が2週間以上続いている
- 日中の眠気・集中力低下・イライラがある
- 睡眠薬に頼っている、または効かなくなってきた
- うつっぽさや気分の落ち込みも感じる
- 寝つきは良いが夜中に息苦しさや動悸で目が覚める
- 更年期の症状や自律神経の乱れを感じている
上記のような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
当院での対応
当院では、不眠の背景にある心身の状態を多角的に捉え、以下のような診療を行います。
睡眠状況・生活リズム・精神的ストレスの丁寧な問診
必要に応じて血液検査（ホルモン・甲状腺・貧血など）や心電図を実施
睡眠の質を改善する生活指導・睡眠衛生アドバイス
状況に応じて睡眠導入薬・抗不安薬・漢方薬などの処方
ストレス・うつ・更年期などが関与する場合は心身両面からのサポート
「眠れないのは気のせい」ではなく、身体と心からのSOSかもしれません。
安心して眠れる日々のために、どうぞお気軽にご相談ください。
